クロノタッチ制作
クロノタッチの企画制作
KHRONOTOUCH -クロノタッチ-
「クロノタッチ(KHRONOTOUCH)」 は、東京大学情報理工学系研究科石川正俊教授が開発した超高速視覚センサ「ビジョンチップ」を用いた、接触型スクリーンによる双方向インスタレーションシステムです。このシステムは石川研究室のアルバロ・カシネリ氏によって制作され、平成17年度第9回文化庁メディア芸術アート部門大賞を受賞しました。
クロノタッチは、日本原子力研究開発機構のJ-PARC(大強度陽子加速器施設)展示コーナーにおいて、日本で初めて常設展示を行っております。(映像参照)
<カブトムシ>


中性子で見たカブトムシの内臓の実画像を使用しています。
手で触れると、まるで手から中性子が出ているかのように、カブトムシの内臓を見ることができます。
<リニアック棟建設記録>


森を切り開き建設されたリニアック棟の6年間の建設記録映像です。
スクリーンを強く押すと、伐採される前の森が現れます。
少しずつ建設されていくリニアック棟の様子を見ることができます。
撮影された映像を使っているので、車が走っていたり、クレーンが動いている様子も見ることができます。
クロノタッチ【 サンプル映像 】
【 概要 】
クロノタッチはあらかじめ録画してある映像・写真・CGなどを用いて企画されたコンテンツを探索できる新しいインタラクティブアートインスタレーションです。ユーザは,たとえば映像が投影されたスクリーンを変形させることで,画面の一部分の時間や空間を進ませたり、巻き戻したり、変形させたりできます。柔らかいスクリーンを手で触ることでスクリーンを揺らしたり部分的に歪めたりすると、投影されている映像の時間が空間的に波打つ 「時間の波」 や、空間の一部分だけが異なる時間の映像になる 「時間の島」 をスクリーン内に創り出すことができます。
また、伸び縮みする薄い布地を用いることで,触覚フィードバックを通じて繊細かつ自然な反応を実現しています。これは人間と機械のインタラクションという観点からすれば,物に触れる際の繊細さを測れるタンジブルヒューマンマシンインターフェイスに向けての第一歩と言えます。







このプロジェクトは多くのメディアアートフェスティバルやテレビ番組でこれまでに取り上げられてきました。
この変形型圧力感知スクリーンは,当初 「ビデオ・キューブ」(上述した映像の空間と奥行きを時間軸とした直方体データ) の切断面を表現するために開発されましたが、一般的にはどんな種類の立方データであれ (例:人体のスキャナ画像) 、任意の形の断面をインタラクティブに設定し、視覚化することができます。 具体的には、実際に外科医が手術している時のように、人体の断面を複雑な形状の表面に表示することができるので、手術練習用インターフェイスの基礎技術になり得るものです。
